隣の芝生は青い、ご飯味噌汁納豆漬物は体に良くない?
日の出前の気温は0℃、早起きは日課だ
清々しい空気が心地好い
犬達と一緒に外に出て、めいいっぱい新鮮な空気を吸い込む
もうすぐ花粉が沢山飛ぶという
花粉に汚染されたら、新鮮な空気は吸えなくなるだろう
昨年までは、花粉症を免れている
犬達は、お友達犬たちと合流して、嬉しそうに戯れる
みんなで一緒に、思いっきり走った後、
まだ沢山、落ちている木の枝を玩具にして、嬉しそうだ
弟犬「この木の枝は、ちょっと細いかなぁ〜?」
お姉ちゃん犬「こっちの木の枝は、ちょっと太過ぎるよ~」
結局、どんな木の枝の棒でも、相手が持っている棒が欲しくなるのだ
隣の芝生は青いようだ
お姉ちゃん犬の持っている棒が欲しい弟犬
弟犬「お姉ちゃん〜、良い木の枝を持っているね〜🎶」
お姉ちゃん犬「私が見つけたの〜♡取られちゃいそう〜…」
弟犬「それ、頂戴なぁ〜〜🎶」
暫く、犬達はみんなで、楽しそうに戯れる
採れたての野菜が食べれると、幸せだ
以前、目にした高齢者の健康に良い食生活について
とても興味深い内容である
(医師 和田秀樹先生「60代からの見た目の壁」(エクスナレッジ)一部要訳)
高齢者の朝ごはんに「みそ汁、納豆、漬け物の低カロリーの粗食では、たんぱく質が不足し、見た目年齢を上げ、健康を害す」
医師の和田秀樹先生は「アメリカの受け売り医学情報『日本人高齢者は粗食がいい』は間違いだという
・今の高齢者は、自分の興味がある分野の本を積極的に読む
老後の生き方、健康について、特に関心が高い健康分野の本はよく売れるようですが、内容が玉石混淆で、しかも「石」の方が圧倒的に多いことが問題
健康分野は、著者が医者の本が多いが、大半が「高齢者は粗食にした方がよい」と誤った情報を流している
著者の日本人医師の殆どは、アメリカの受け売り医学情報をそのまま流し続け、読者も正しいと信じている
肥満の人が多いアメリカでは、心筋梗塞で死ぬ人を減らす為、低カロリーの食事を勧めるのは正しいが、肥満でもない日本人に低カロリーの粗食を勧めたら、栄養不足になる
また、日本の医者は老人をちゃんと診ていない
老人を痩せさせると寝たきりのリスクが高くなるが、それをわかっている医者はほとんどいません
私(和田先生)のように高齢者を専門に診た医者が少ないから、今の高齢者の現状を知らない医者が多いのでしょう、という
・粗食は見た目年齢を上げ、健康も害す
健康分野の本を読みたい高齢者は、書かれた内容を素直に信じ込み、「高齢者は粗食が健康によい」と書かれていたら、実行する
皮肉にも、『ニッポン無責任時代』という映画で昭和1ケタ生まれの平均(たいらひとし)以降の世代は、知的レベルが高く、戦後の科学万能信仰で育った世代でニセ科学にもだまされやすいのだろう
この粗食とは、朝はごはんにみそ汁、納豆、漬けもの、昼はそばかうどん、夏ならそうめん、夜は焼き魚と野菜の煮物、冬なら鍋もの、のイメージ
こういう食生活が「健康に良い」と信じている人も多いが、このような食事を続けると、見た目年齢を老けさせる
例にあげたメニューは、たんぱく質が圧倒的に不足している
見た目年齢が老けている人は、たんぱく質が足りていないという
・肉を食べないと身長が伸びない
たんぱく質を摂らないと身長も伸びない
明治、大正の頃、庶民は肉を食べる機会が少なく、欧米に比べると、体が小さかった
日本人の肉食は、明治時代が始まりと言われ、明治期に栄養に関しての論争があった
文豪で、陸軍軍医の森鴎外(本名・森林太郎)は、東京帝国大学を出て、ドイツに留学し医学を学んだ
また、高木兼寛という海軍軍医は、イギリスに留学して医学を学んだ
脚気(かっけ)の原因について森と高木で論争になった
現在、脚気はビタミンB1欠乏症で起こると分かっているが、当時は原因が特定されていなかった(1911年、鈴木梅太郎がビタミンの存在を発表)
脚気は重症化すると、心不全や末梢神経障害を起こす病気で、明治時代の軍隊に多くの脚気患者がいて、全兵士の3~4割が罹患(りかん)していたと言われる
高木はイギリスで臨床医学を学びながら、イギリス人が肉を沢山食べていることに注目した
イギリス人の体が大きく、脚気も結核も少ないのは、肉を食べているからに違いないと考えたのだ
・米食より洋食で脚気が改善
高木は帰国後、脚気はたんぱく質が少なく糖質が多いと起こると主張し、確かめようとした
海軍の脚気患者10名の半分を米食中心、残り半分は肉を含む洋食にしたところ、洋食群の脚気が改善した
遠洋航海に出る兵士でも、同様の試験を行い、今までの食事をしていた戦艦では25名が亡くなったのに対し、洋食を食べさせた戦艦では1人も死亡者がいなかった
この結果から、1883年(明治16年)、高木は脚気の「栄養原因説」を提唱したが、これに森が反論した
森が留学したドイツは、細菌学の研究が盛んで、脚気も伝染病の1つと考えられていた為、森も脚気は感染症だと信じていた
高木の説を認めようとせず、陸軍では今までどおりの米食を続けさせた
高木と森の論争は決着がつかず、その直後の日清戦争(1894年)や日露戦争(1904年)で、陸軍は約29万人が脚気になり、約3万人が死亡した
文豪・森鴎外が、医者として自らの説を貫いた故の大失態として、有名なエピソードだ
森の反論で、高木説が主流から外れ、日本人の体格は向上しなかった
だから当時の日本軍兵士は小さく、シベリア出兵(1918年~1922年)で、米英中国など各国の兵士と並ぶ写真では、日本兵はもっとも背が低かった
・ 昔から日本人は肉を食べていた
明治時代、文明開化で何でも西洋に習い、日本人が肉食を始めたとされている
仏教が伝来して肉食をやめ、明治になるまでは一切肉を食べていなかったというのが表の歴史だが、実はしっかり食べていた
もっとも肉を食べていたのは戦国時代で、戦国武将は体が大きい人が多かったというが、庶民は肉を食べていないので、平均身長は低いままだった
戦後以降、庶民も肉を食べるようになり身長が伸びたのだが、敗戦直後は食べ物がなく、栄養状態も悪く、たんぱく質が不足して成長出来ず、子供が痩せ細っていた
国連児童基金(UNICEF)が、学校給食を通じて脱脂粉乳の配布を開始し、子供がたんぱく質を摂れるようになった
戦後、学校給食を食べていた子供は、昭和10~15年頃生まれた人達
・昭和の子供は肉が大好き
日本人の男性身長150cm台だったのが、脱脂粉乳を摂った昭和10~15年生まれ頃から、小さい人が減って、身長が伸び始めた
たんぱく質が重要だと分かってから、日本人も肉を積極的に食べるようになって、 昭和の子供は、肉が大好きだった
家庭での肉食が日常になって、日本人の平均身長はどんどん伸び、私(和田先生)が生まれた昭和35年頃の男子は170cm位だった
そのまま肉食がずっと続いていれば、今頃は日本人も欧米人と同じくらいの平均身長になっていたかもしれない
・ 昭和50年代から肉を増やすのをやめた原因
栄養状態がピークに達したからではないのに、75年(昭和50年)頃から、身長の伸びも頭打ちになった
「肉の食べすぎは体に良くない」「肉の摂りすぎは、心臓や血管にダメージを与える」と言われ、「肉を減らそう」と言われるようになってきた
根拠はアメリカでの研究で、その頃のアメリカ人は300g以上の牛ステーキをペロリと平らげるような食生活の時代だったが、対して、日本人は1日70g位しか肉を食べていない
和田先生は、むしろ日本人はもっと肉は食べないといけなかったと言う
日本の医者たちも、「アメリカ医学の最新研究が肉を減らせというのだから、日本人も減らすべき」と言い始め、それ以上、食べる肉の量が増えることはあまりなく、日本ではアメリカ医学は何でも正しいとなっている
今も変わらず、日本の医学は、いまだにアメリカ礼賛なのだという
・肉を食べないと癌リスクが上がる
アメリカ人と日本人では、元の体質も食生活も異なり、寿命を延ばす対策も違って当然である
日本人の死因1位は癌、対し、アメリカ人の死因トップは心筋梗塞など虚血性心疾患
癌で死ぬ日本に、心筋梗塞で死ぬ国のデータを持ってきても、当てはまらない
肥満が多いからアメリカは心筋梗塞で死ぬ人が多く、それも日本人の感覚からしたら超肥満だという
BMI(肥満指数)=体重(kg)を身長(m)の二乗で割って求める数値が、25以上だと日本では肥満となっているが、国際的には30以上が肥満となっている
この基準の肥満がアメリカでは30%以上もいるが、日本で同じ基準の肥満の人は3%(例 BMI30は、身長170cmなら、89kgで30を超える)しかいない
アメリカはこの肥満の人が10人中3人いるが、日本人にはほぼ当てはまらない
肥満の人はコレステロール値が高くなり、動脈硬化が進みやすく、心臓の血管が詰まって心筋梗塞を起こしやすいとされている
・コレステロールを無理に下げると免疫力も下がる
コレステロールは体に必要な物質で、免疫細胞をつくる材料になる
つまり、コレステロールを無理に下げると、免疫力も下がってしまう
癌は、免疫力と関係の深い病気で、人体は細胞分裂しながら、新しい細胞と入れ替わり、古い細胞の遺伝子がコピーされて、新しい細胞が造られる
この時、人体でよくミスコピーが起こることがあり、ミスコピーされた細胞は、免疫によって駆除される
しかし、免疫力が低下していると、免疫の監視の目をかいくぐりミスコピーした細胞が増殖を始め、これが大きくなったものが癌である
コレステロールは免疫細胞の材料なので、少なくなると免疫力も低下する
癌で亡くなる人を減らすには、過剰なコレステロールの抑制は、意味がない
いずれにしても、日本人の肥満はさして深刻な問題ではなく、むしろ、もっと肉を食べてコレステロールが減らないようにしたほうが、癌対策になるという
興味のある方は、医師 和田先生の著書を読んでみるのも、良いだろう
和田 秀樹先生(わだ・ひでき)
精神科医 1960年大阪市生まれ、精神科医、東京大学医学部卒、ルネクリニック東京院院長、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、2022年3月発売『80歳の壁』が2022年トーハン・日販年間総合ベストセラー1位、メルマガ 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
お友達犬たち、一緒に遊んでくれてありがとう
今日も沢山遊んで、充実した犬達でした
明日も楽しいといいねd(*´ェ`*)
お読み頂きまして、ありがとうございます
.
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。