早朝の満月ウルフムーン、タロとジロの日
夜明け前、犬達と一緒に外に出掛けると、
西の空に、明るい大きな満月「ウルフムーン」が、存在感を示している
本当のまん丸の満月は、この後の午前7時27分頃(日本時間)に迎え、
その後すぐに沈むはずだ
遮るものもなく、大きくて明るい満月は、綺麗で、神秘的だ
早朝は、相変わらず寒く、吐く息が白い
今朝も気温は氷点下、寒さが厳しい
寒さが丁度良い犬達は、仲良しみんなで戯れる
めいいっぱい遊んで、お疲れ気味の姉弟犬は、
朝ご飯を食べて、のんびり休憩中だ
弟犬「朝から、満月を見て、遊び過ぎちゃたね〜🎶」
お姉ちゃん犬「私は、本気寝で、休憩します🎶 ZZZ〜ZZZ〜♪」
1月14日は、南極観測隊に同行した樺太犬、タロとジロの日だそうだ
第1次南極観測隊が帰国する時、南極に置き去りにされた樺太犬の話は、昔、映画「南極物語」のTV放映で知った
映画やTVを観て、ご存知の方も多いだろう
やむを得ない事情で樺太犬15頭が、鎖につながれたまま置き去りにされた実話
仕方のない事情があったのだが、かなり過酷な環境で、タロとジロの兄弟犬だけが生き抜いていたことには、とても驚き、衝撃を受けたことを覚えている
樺太犬とは、性格は温和で人に従順、方向感覚と帰巣本能に優秀で、寒さや粗食に強く、牽引力にも強いそうだ
まさに、過酷な環境の南極での犬ぞりに、ぴったりの犬だという
事実を調べてみると...
1958年、第1次越冬隊と第2次越冬隊の交代作業中に気象が急変し、緊急事態により第2次の越冬を断念し、15頭の樺太犬を鎖につないだまま、無人の昭和基地に置き去りした仕方のない事情から、犬達の苦難が始まる
置き去りから335日が経過した翌年、第3次南極観測隊が昭和基地に到着した時、奇跡的にタロとジロが生存していることを確認する
置き去りにされた樺太犬のうち、7頭が鎖につながれたまま餓死し、6頭が首輪を抜け出して行方不明だったという
タロとジロは当時4歳の兄弟犬で、ジロは第4次の越冬中に死亡、
タロは第3次〜第5次の越冬隊に同行し、帰国後には北大で飼育され、14歳7カ月まで生きたそうだ
タロとジロが、南極の過酷な環境で生き抜けたのは
・ 首輪から抜け出せたこと
・ 帰巣本能で自分の家を昭和基地だと思い、昭和基地から離れなかったこと
この点が、大きく左右し、
タロとジロはアザラシの糞や死骸、人間の食料などを食べて生き延びたようだ
また、最年長の樺太犬リキが、タロとジロのお世話をし、3頭で協力していたのではないかという説もあるそうだ
皮下脂肪が発達し、耐寒性に強い樺太犬は、マイナス気温でも雪上で寝起き出来、2週間程の絶食にも耐えるので、生存している樺太犬がいると予測していた専門家もいたという
各国の南極観測隊は犬ぞりを使うことが多かったが、現在は、いかなる動物も南極での使用は禁止とのことだ
最後に、樺太犬は、現ロシア領の北方系犬種で短毛種と長毛種があったが、現在では交雑が進んで絶滅しているそうだ
そして、樺太犬の慰霊碑が樺太に現存するようだ
(興味のある方は、詳しく調べてみて欲しい)
お友達犬たち、一緒に遊んでくれてありがとう
みんなで戯れて、大満足の犬達でした
明日も晴れるといいねd(*´ェ`*)
お読み頂きまして、ありがとうございます
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